都立・公立中高一貫校を目指す親子に向けて、毎日のニュースを適性検査の「考える力」につなげる時事問題対策です。
今回取り上げるのは、梅雨前に水害への備えを確認するというニュースです。2026年5月12日、福岡県では梅雨の時期を前に、県や警察、消防、自衛隊などの防災関係機関が集まり、豪雨災害(ごううさいがい)が起きたときの連携を確認しました。
梅雨や台風の時期には、短い時間に強い雨が降ったり、川の水位が急に上がったりすることがあります。国土交通省も、毎年5月を「水防月間(すいぼうげっかん)」として、水害への備えを呼びかけています。
小学生向けにいうと、どんなニュース?
小学生向けにいうと、今回のニュースは「大雨が来てからあわてるのではなく、雨が強くなる前に、家族や地域で準備しておこう」という話です。
たとえば、大雨の日には、川の近くの道が危なくなったり、低い土地に水がたまったりすることがあります。いつも通っている道でも、雨の量によっては通れなくなることがあります。
だからこそ、ハザードマップを確認すること、避難場所を決めておくこと、家族で連絡方法を話しておくことが大切です。

なぜ適性検査につながるの?
適性検査では、ニュースの内容をそのまま覚えるだけではなく、資料や条件を読み取り、自分の考えを理由とともに説明する力が問われます。
水害への備えは、適性検査で扱いやすいテーマです。雨量、川の水位、地図、避難場所、地域の役割など、複数の情報を組み合わせて考える必要があるからです。
- 資料を読み取る力:雨量、川の水位、ハザードマップを読み取る
- 原因と対策を考える力:なぜ危ないのか、どう備えるのかを整理する
- 自分の意見を書く力:家族や地域でできる行動を理由つきで説明する
特に大切なのは、「大雨だから危ない」で終わらせないことです。どこが危ないのか、だれが困るのか、どんな準備があると安全につながるのかまで考えると、答案に深みが出ます。

親子で考えたいミニ問題
ここで、適性検査につながるミニ問題です。
大雨の前に、家族で決めておくとよいことを2つ考えましょう。また、それぞれがなぜ大切なのか、理由も書きましょう。
この問題では、「避難する」「気をつける」だけで終わらせず、行動を具体的にすることがポイントです。
たとえば、「避難場所を決める」「危ない道を通らない」「家族の連絡方法を決める」「非常用の持ち物を確認する」などが考えられます。

考えるヒント
まずは、家の近くで水がたまりやすい場所を思い出してみましょう。川の近く、低い道路、地下道、用水路の近くなどは、大雨の日に危なくなることがあります。
次に、家族が別々の場所にいる場合を考えます。学校、塾、仕事、買い物など、家族が同じ場所にいない時間帯に大雨が強まることもあります。そのとき、どこへ行くのか、だれに連絡するのかを決めておくと安心です。
答案を書くときは、次のように整理すると分かりやすくなります。
- 何をするか:ハザードマップを確認する
- なぜ必要か:危険な場所を前もって知れるから
- どう役立つか:安全な道や避難場所を選びやすくなるから

答え方の例
工夫1:家族でハザードマップを確認する。
理由:大雨のときに水がたまりやすい場所や、川の近くで危ない場所を前もって知ることができるからです。
工夫2:避難場所と連絡方法を決めておく。
理由:大雨で急に避難が必要になったとき、家族が別々の場所にいても、どこへ向かうか、どう連絡するかで迷いにくくなるからです。
このように、適性検査では「行動」と「理由」をセットで書くと、読み手に伝わりやすい答案になります。
おかわり豆知識:ハザードマップとは?
ハザードマップとは、大雨や川の増水、土砂災害などで危険になりやすい場所を示した地図です。地域によって、浸水(しんすい)しやすい場所、避難場所、安全な道などが分かるようになっています。
「自分の家は大丈夫かな」「学校までの道は安全かな」と親子で見ると、ニュースが自分ごとになります。

親子で話す問い
大雨の前に、家族で決めておくとよいことを2つ考えるなら、何にしますか?
水害への備えは、特別な人だけが考えるものではありません。小学生でも、家の近くの危ない場所を見つけたり、避難場所を確認したりすることはできます。
まとめ
梅雨前の防災機関の連携確認ニュースは、適性検査で問われる「資料を読み取る力」「原因と対策を整理する力」「自分の考えを書く力」につながります。
大雨が来てからではなく、雨の前に考えること。家族で話し合い、地域の地図を見ること。こうした身近な行動が、ニュースを学びに変える第一歩になります。


