都立・公立中高一貫校を目指す親子に向けて、毎日のニュースを適性検査の「考える力」につなげる時事問題対策です。
今回取り上げるのは、5月15日夜に宮城県沖を震源とする地震があり、最大震度5弱(しんどごじゃく)を観測したというニュースです。日本気象協会tenki.jpによると、発生時刻は2026年5月15日20時22分ごろ、地震の規模はM6.3、震源の深さは約50kmでした。この地震による津波の心配はありませんでした。
地震のニュースは、単に「どこで揺れたか」を覚えるだけではなく、家や学校、地域でどんな備えが必要かを考える材料になります。特に今回は夜に起きた地震です。暗い時間帯に強い揺れが起きたら、どこで身を守るのか、ライトはすぐ使えるのか、家族とどう連絡を取るのかを親子で話し合うきっかけになります。
小学生向けにいうと、どんなニュース?
今回のニュースを小学生向けにいうと、夜に強い地震が起きたとき、家族で安全に動く準備ができているかを考えるニュースです。
地震は昼間に起きるとは限りません。夜に起きると、部屋が暗かったり、家族が別々の部屋で寝ていたりして、すぐに状況を確認しにくくなります。大きな家具が倒れたり、停電で足元が見えなくなったりすると、避難や移動が難しくなることもあります。

なぜ適性検査につながるの?
適性検査では、ニュースを丸暗記するよりも、資料や条件を読み取り、そこから原因・影響・対策を整理する力が大切です。今回の地震ニュースなら、次のような力につながります。
- 資料を読み取る力:発生時刻、震源、震度、マグニチュードなどの情報を整理する
- 原因と影響を考える力:夜の地震では、暗さや家具の転倒、停電などが生活にどう影響するかを考える
- 対策を考える力:家庭や学校でできる備えを具体的に考える
- 作文にまとめる力:自分の意見を理由とセットで書く

親子で考えたいミニ問題
ここで、適性検査につながるミニ問題です。
夜に地震が起きたとき、家族が安全に動くために、家ではどんな準備ができると思いますか。工夫を2つ考え、理由も一緒に書きましょう。
この問題では、「水を用意する」「ライトを置く」だけで終わらせず、なぜその工夫が必要なのかまで説明することが大切です。

考えるヒント
まずは、夜の地震で困りそうな場面を考えます。たとえば、次のような場面です。
- 寝室で大きな家具が倒れる
- 停電して足元が見えない
- 家族が別々の部屋にいる
- 玄関までの通路に物が落ちている
次に、「身を守る」「明かりを確保する」「家族で連絡する」「避難しやすくする」のように分けると、答案が整理しやすくなります。

答え方の例
工夫1:寝室の近くにライトやくつを置いておく。
理由:停電で部屋が暗くなっても、足元を確認しながら安全に動きやすくなるからです。
工夫2:家具を固定し、通路に物を置きすぎないようにする。
理由:強い揺れで家具が倒れたり、物が散らばったりすると、避難するときにけがをする危険があるからです。
適性検査では、このように「何をするか」と「なぜ必要か」を結びつけて書けると、説得力のある答案になります。
おかわり豆知識:震度とマグニチュードの違い
地震ニュースでよく聞く言葉に、震度とマグニチュードがあります。気象庁によると、震度は「ある場所での揺れの強さ」を表し、マグニチュードは「地震そのものの大きさ」を表します。
同じ地震でも、震源から近い場所と遠い場所では震度が変わります。また、地盤の違いによって揺れ方が違うこともあります。ニュースで数字を見るときは、「地震の規模」と「自分のいる場所での揺れ」を分けて考えると理解しやすくなります。

親子で話す問い
夜に地震が起きたとき、家族が安全に動くために、今日から家でできる準備は何ですか?
家の中を一緒に見て、家具の位置、ライトの場所、通路、非常用持ち出し袋、家族の集合場所を確認してみましょう。ニュースを自分の生活に引き寄せることが、適性検査で求められる「考える力」につながります。
まとめ
5月15日夜の宮城県沖の地震は、防災を家庭で考えるきっかけになるニュースです。適性検査では、地震の情報を読み取り、夜の地震で起こりうる困りごとを整理し、具体的な対策を理由とともに書く力が問われます。
毎日のニュースを親子で少し話すだけでも、資料読み取りや作文の練習になります。今日のニュースをきっかけに、夜の地震への備えをぜひ家族で確認してみてください。


