都立・公立中高一貫校を目指す親子に向けて、毎日のニュースを適性検査の「考える力」につなげる時事問題対策です。
今回取り上げるのは、急な雷雨やひょうへの備えに関するニュースです。2026年5月13日は、全国的に大気の状態が不安定となり、各地で急な強い雨、雷雨、ひょうが確認されました。FNNプライムオンラインでは、福島、兵庫、京都、関東などで天気が急変した様子が報じられています。
このニュースは、単に「天気が荒れた」という話ではありません。登下校中や外遊び中に、子どもが空の変化に気づき、安全な行動を選べるかを考えるきっかけになります。適性検査でも、防災や安全に関する資料を読み取り、原因と対策を整理し、自分の考えを書く力が問われます。
小学生向けにいうと、どんなニュース?
朝は晴れていても、午後になって急に黒い雲が近づき、強い雨や雷、ひょうが降ることがあります。ひょうとは、空から降ってくる氷の粒のことです。小さな粒でも、たくさん降ると道が白くなったり、農作物や車に影響が出たりすることがあります。
気象庁は、こうした急な大雨や雷、ひょうなどは、発達した積乱雲(せきらんうん)と関係が深いと説明しています。積乱雲は、いわゆる入道雲のように、上へ大きく発達する雲です。黒い雲、急な冷たい風、雷の音などは、積乱雲が近づいているサインになることがあります。

なぜ適性検査につながるの?
適性検査では、ニュースの内容をそのまま覚えるだけでは不十分です。大切なのは、ニュースをもとに「なぜ起こるのか」「生活にどんな影響があるのか」「自分ならどう行動するのか」を整理することです。
今回のテーマでは、次のような力につながります。
- 資料を読み取る力:天気図、雨雲レーダー、注意報、ニュースの地図を読み取る
- 原因を考える力:なぜ急に雷雨やひょうが起こるのかを考える
- 影響を整理する力:登下校、外遊び、交通、停電、農作物への影響を考える
- 行動を考える力:安全な場所へ避難する、家族に連絡するなどの対策を考える

親子で考えたいミニ問題
ここで、適性検査につながるミニ問題です。
下校中に、黒い雲が近づき、雷の音が聞こえてきました。あなたなら、どこへ避難し、だれに連絡しますか。理由も一緒に書きましょう。
この問題では、「急いで帰る」だけで終わらせないことが大切です。雷が近いときは、木の下や開けた場所にいることが危険になる場合があります。近くの学校、店、駅、公共施設など、屋根のある安全な場所に入ることを考えます。

考えるヒント
答案を考えるときは、「サイン」「場所」「連絡」の3つに分けると整理しやすくなります。
- サイン:黒い雲、急な冷たい風、雷の音、雨雲レーダーの変化
- 場所:学校、駅、店、公共施設、家までの道、木の多い場所
- 連絡:保護者、学校、友達の家族、地域の見守りの人
特に大事なのは、「危なくなってから考える」のではなく、危なくなる前に気づいて行動することです。気象庁も、積乱雲が近づくサインに気づいたら、速やかに安全な場所へ避難することを呼びかけています。

答え方の例
答え方の例を見てみましょう。
例:
私は、雷の音が聞こえたら、急いで家まで走るのではなく、近くの店や学校など屋根のある建物に入ります。理由は、雷が近いときに外を歩き続けると危険だからです。その後、保護者に電話やメッセージで今いる場所を伝え、雨雲が通り過ぎるまで待ちます。
このように、「何をするか」だけでなく、なぜその行動が安全につながるのかまで書くと、適性検査の答案として説得力が出ます。

おかわり豆知識:ひょうとあられの違い
ニュースでよく出てくる「ひょう」と「あられ」は、どちらも氷の粒です。気象庁の用語では、直径5mm以上の氷の粒を「ひょう」、直径5mm未満のものを「あられ」と区別しています。
こうした言葉の違いを知っていると、天気予報やニュースを見たときに、どのくらい注意が必要なのかを考えやすくなります。
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家から学校までの道で、急な雷雨のときに避難できそうな場所はどこですか。そこを選ぶ理由も話してみましょう。
通学路を思い浮かべながら話すと、ニュースが自分ごとになります。安全な場所、連絡方法、待ち合わせのルールを親子で決めておくと、いざというときに落ち着いて行動しやすくなります。
まとめ
急な雷雨やひょうのニュースは、都立・公立中高一貫校の適性検査で問われる「資料を読み取る力」「原因と影響を整理する力」「自分の考えを理由つきで書く力」につながります。
毎日のニュースを親子で少し話すだけでも、作文や資料読み取りの練習になります。今日のニュースをきっかけに、天気急変のサインと安全な行動を、ぜひ親子で確認してみてください。


